エッ！私のせい？②

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ウワ、クレーム来たぁぁ・・?
「はい、代わりました。オールドです。」
おそるおそる出ると
「アァ先生、この前は有難うございましたぁ！」
自分が誰でこの前がいつのことで、何が有難うなのかも言わないヤツ。
でも確実にあの母親なのはわかったし、どうやらクレームっぽいノリでもない。
ホッとしたけどそれからが大変！一方通行の雪崩れ話攻撃。
そのまま再現するととんでもない長文になるので以下要約。
①この前のスタイル(エイリアンモヒカンね)
とってもよかった
②おかげで、競技自己ベストで優勝できた
③息子に聞くと、私が凄いアドバイスをしたらしいが、それが何なのか息子は教えてくれない.
何だったのか教えてほしい

との事。
①に関しては仕事だからアタリメ、無視。
②には御芽出度うしか思いつかない。
③についてはどんなアドバイスをしたのか、
全く思い出せない。
しつこく教えてくれって言うから「息子さんが秘密にしているならヒ・ミ・ツです」って逃げておいた。

それからなのね、競技や試合がある度に親子で店に来るようになって。
おまじない的にカットしにくるからこれ以上どこ切れって時もあった。
初め小声でモゾモゾ話す子だったのが、その頃にはとても活動的な肉食系少年になっちゃってて、母親なんかは有名プロヂューサ気取り。
受付用紙には漢字フルネームを枠はみ出して記入（みなさんカタカナで名字だけでお願いしております）なんかする！
スポーツが人間性を作るのはスポーツをやるからじゃぁなく、そこから生まれる自信が変えるんだってわかった。

で、この前事情があって店を休んだんだけど、その数日後また電話があって、開口一番「なんでお休みだったんですか！」って超不機嫌。
あいかわらず自分が誰だかか言わないヤツ。
そのまま再現するまた長文になるので要約すると、
「せっかくいったのに私が休みだったので、何もせず帰ったら、翌日の試合で完敗した、どうしてくれるの」
って因縁つけてきた。
エェェェッ！私のせい！？
ウザイんだよね！今度来たらカッパにしてやる。
リピート？　
　いらねぇよ！

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